葬儀はあっては欲しくはないことですが、いつかは来ることです。社会人になってからは、親族が亡くなった場合よりも、会社の同僚や上司の親の訃報により葬儀に参列する機会が増えます。つきあいとは言え、きちんとした基礎知識を身につけていなければ、社会人として恥をかくことにもなりかねません。
葬式は日中にありますので、どちらかというと通夜に出席する場合が多いです。その際、香典を持参します。この場合、ポケットに直接入れるのではなく、袱紗に包んで持参し、受付で袱紗から出してお渡しするのがマナーです。
香典を渡したあとは、案内係の指示に従い、会場に入ります。待っている間は、久しぶりに人に再会することもありますが、大きな声での話は控えるべきです。式が始まると、読経のあと、遺族から焼香が始まります。焼香には、座って行う座礼焼香、盆に香炉と抹香を載せて参列者の間で回す回し焼香もありますが、一般的には立礼焼香が普通です。
焼香の回数も宗派によって異なりますが、あまりこだわらず心を込めて行うことが重要です。
地方では、すぐにでも通夜と葬儀ができることがほとんどです。火葬場も宗教者の都合もつきやすいからです。しかし、都心部の場合は、火葬場や宗教者の都合で、数日先になることが珍しくありません。自宅に遺体を安置できない場合、困ってしまうでしょう。
病院で亡くなったのなら、葬儀まで霊安室に安置しておけばいいと考える人もいますが、それは無理です。霊安室に安置できるのは長くて一晩、短いと数時間と言うこともあります。では、どうすればいいのだと思うでしょう。
斎場や火葬場の遺体保存用の冷蔵施設を利用することです。一時的に遺体を預かってもらうことができます。ただし、全ての斎場や火葬場に冷蔵施設があるわけではありません。まずは、葬儀社に相談してみましょう。都心部の人はこうした基礎知識を持っておけば、焦らなくて済みます。
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